無線LANは設置すれば動きますが、安定した接続を維持するのは別問題です。50人が同時接続すると速度が極端に落ちる、会議室だけ繋がらない、隣のフロアの電波と干渉する、といった問題は設計段階のミスが原因です。
このウェビナーでは、実際のオフィスレイアウト図を使って、Wi-Fi 6対応アクセスポイントを4台配置するケースを扱います。2.4GHz帯と5GHz帯の使い分け、チャンネル1、6、11の配置ルール、-67dBm以上のカバレッジ確保、同一SSID複数APでのローミング設定を実践します。
Wi-Fi Analyzerなどの無料アプリと、Ekahau Site Surveyのような専門ツールの違いを説明します。実測データから、どの位置にAPを設置すれば死角がなくなるか、壁の材質による減衰をどう考慮するか、具体的な配置図を作成します。
10台未満ならスタンドアロンAP、それ以上なら無線LANコントローラーが必要になる理由を、設定の一元管理と自動チャンネル調整の観点から解説します。UniFiやAruba Instantなど、中小企業向けのクラウド管理型ソリューションの設定デモも行います。
WPA3-EnterpriseでのRADIUS認証設定、証明書ベースの端末認証、ゲスト用のキャプティブポータル実装を扱います。従業員SSIDとゲストSSIDでVLANを分離し、ゲストはインターネットのみアクセス可能にする構成を設定します。実際にスマートフォンから接続し、分離されていることをパケットキャプチャで確認します。
802.11acと802.11ax(Wi-Fi 6)の違い、MIMOとMU-MIMOの動作原理、周波数帯域幅の設定(20MHz、40MHz、80MHz)。実効速度と理論速度の差、接続台数が速度に与える影響。
オフィスレイアウトでの障害物確認、金属製パーティションやコンクリート壁の減衰測定、既存の2.4GHz電波干渉源の特定(電子レンジ、Bluetoothデバイス)。ヒートマップ作成と弱電界エリアの洗い出し。
300平米のフロアに対する4台のAP配置計画、天井高と取り付け角度の考慮、PoEスイッチからの配線計画。各APのカバレッジが重なる領域の設定と、-70dBm以下のエリアを作らない配置方法。
2.4GHz帯での1、6、11chの割り当て、5GHz帯での36、40、44、48chの配置、DFS(Dynamic Frequency Selection)チャンネルの注意点。SSID名の決定、暗号化方式の選択、VLANとの紐付け設定。
AP設定の投入と動作確認、端末からの接続テスト、ローミング動作の確認(APをまたいだ移動時の切り替え)。接続できない、速度が遅い、頻繁に切断される、という3大トラブルの原因特定と解決手順。
実際の案件では、設置後1週間のモニタリング期間を設けて、接続ログと電波強度を記録することを推奨します。